性欲に関するメタ分析
211の研究、856の効果量、621,463人にもとづき、性欲の性差をメタ分析した2022年の研究
男性の性欲は女性よりも強かった
男性は女性よりもセックスについて考えたり妄想したり、自慰行為を行う頻度が高かった
さて、男性と女性、どちらの方が性欲が強いのでしょうか?
そんなの当然男性じゃんと思う方もいるかもしれませんが、研究者が論文を書く時には、当たり前と思える結果でも、その結果を示す研究を引用しなければなりません。
ほとんどの人は論文を書く機会はないかもしれませんが、いつか論文を書く時の為に、当たり前と思えるような結果でも、それを示している論文は覚えておきましょう。
211の研究、856の効果量、621,463人にもとづき、性欲の性差をメタ分析した2022年の研究では、男性の性欲は女性よりも強かったことがわかりました。
具体的には、男性は女性よりもセックスについて考えたり妄想したり、自慰行為を行う頻度が高かったということがわかったわけです。
メタ分析を行なっている研究を知っておくことのメリットは、多くの研究結果をまとめた結果を知れるということもありますが、メタ分析には非常に多くの研究(今回の場合は211の研究)が含まれているので、メタ分析から関連する研究を遡って一気に調べることもできます。
参考文献:
Frankenbach, J., Weber, M., Loschelder, D. D., Kilger, H., & Friese, M. (2022). Sex drive: Theoretical conceptualization and meta-analytic review of gender differences. Psychological Bulletin, 148(9-10), 621.