初潮前後での乳児に対する興味の違い
12〜13歳の初潮前後の少女と同年齢の少年の乳児に対する反応を調べた研究
研究1:初潮前の少女よりも初潮後の少女の方が乳児の写真を好む
研究2:初潮後の女子は男子よりも乳児を肯定的に評価
初潮後の女の子が赤ちゃんの顔を好むのは、親になる為の準備である可能性を示唆
女性の皆さん、子どもが好きですか?
子どもが好きと答えた方にさらに質問なのですが、その好みは小さな頃からありましたか?
今回は12〜13歳の初潮前後の少女と同年齢の少年の乳児に対する反応を調べた1982年の研究を見てみましょう。
研究1によると、初潮前の少女よりも初潮後の少女の方が乳児の写真を好むことがわかりました。
また研究2によると、初潮後の女子は男子よりも乳幼児を肯定的に評価しました。
つまり、これらの結果は初潮後の女の子が赤ちゃんの顔を好むのは、親になる為の準備である可能性を示唆しています。
ポイントは、母親になる可能性が発生する初潮後の方が、そして妊娠して真っ先に子育てをしなければならなくなる女子の方が乳児に対する選好があるというこが、親になる為の準備を裏付けるということです。
第二次性徴(ホルモンの変化)が乳児の顔の好みを変化させるなんて本当に不思議な話です。
参考文献:
Goldberg, S., Blumberg, S. L., & Kriger, A. (1982). Menarche and interest in infants: Biological and social influences. Child Development, 53(6), 1544–1550. https://doi.org/10.2307/1130082