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分散の性差ー幼少期の知能ー

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2024年1月9日
  • 読了時間: 1分

2歳〜10歳までの知能の分散の性差


幼少期の知能の分散に性差が見られるか調べた2006年の研究
2歳、3歳、4歳、7歳、9歳、10歳の知能を測定・分析
2歳〜7歳までは女子の方が平均的に優れていたが、2歳を除くすべての年齢で男子の方が分散が大きかった

心理学では平均値に注目して性差を検討することがよくありますが、分散を検討することも時には重要になります。


今回は、幼少期の知能の分散に性差が見られるか調べた2006年の研究を見てみましょう。


この研究では、2歳、3歳、4歳、7歳、9歳、10歳の知能を測定した結果を報告しています。


その結果、2歳〜7歳までは女子の方が平均的に優れていたが、2歳を除くすべての年齢で男子の方が分散が大きかったということがわかりました。


かなり若い年齢(この研究では3歳時点)から分散の性差が見られるということは「Greater Male Variability Hypotheis」について考える上で、面白い結果かもしれません。


参考文献:


Arden, R., & Plomin, R. (2006). Sex differences in variance of intelligence across childhood. Personality and Individual Differences, 41(1), 39-48.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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