アルコールと他者の顔の魅力度の評価
飲酒と他者の顔の魅力の評価について検討した2003年の研究
アルコールを摂取することによって、(同性の顔ではなく)異性の顔はより魅力的に見えることが判明
一昔前に比べると、人々のお酒離れは進み、今では仕事後の飲み会も少なくなったのではないでしょうか?
しかし、お酒は社交的な場でのコミュニケーションを円滑し、異性との出会いを増やすことにも繋がると考えられます。
今回は、アルコールと他者の顔の魅力の評価についての研究を見てみましょう。
この研究では80名の大学生ボランティア実験に参加し、アルコールを飲むことがどのように見知らぬ他者の顔の魅力の評価に影響を及ぼすのか調べられました。
その結果、異性の顔を評価する場合のみ、魅力度の評価が上昇するという効果が見られました。
つまり、アルコールを飲んでいる状態では異性の顔はより魅力的に見えるというわけです。
(錯覚かどうかは置いといて)お酒を飲んでいる時に出会う異性は、酔いが覚めると、思っていたほど魅力的には映らないのかもしれません。
参考文献:
Jones, B. T., Jones, B. C., Thomas, A. P., & Piper, J. (2003). Alcohol consumption increases attractiveness ratings of opposite‐sex faces: A possible third route to risky sex. Addiction, 98(8), 1069-1075.