ヒトがお酒好きなそもそもの理由
アルコールは果物が熟す手がかり
お酒は世界中で嗜まれています。
そもそもなぜヒトはお酒(アルコール)がこれほどまで好きなのでしょうか?
果物に含まれるエタノール(エチルアルコール)濃度は果物が熟す度合いに応じて上昇します。
つまり、果物が熟しているかどうか判断するにはエタノールが多く含まれているかが一つの指標となります。
米国では血中アルコール濃度が0.08%を超えると酩酊とされています。
しかし、果物の摂取によって上昇する血中アルコール濃度はせいぜい0.01%ほどです。
つまり、アルコールへの異常な執着はヒトが熟した果物を摂取したいという思いが過剰に反応した状態ということです。
参考文献;
https://en.wikipedia.org/wiki/Blood_alcohol_content#cite_note-41
Dudley, R. (2002). Fermenting fruit and the historical ecology of ethanol ingestion: Is alcoholism in modern humans an evolutionary hangover? Addiction, 97, 381–388.