観客の存在と食事量
2016年の研究によると、「大食い競争」では男女ともに食べる量は増加するが、観客が存在すると男性はより多く食べ、女性は食べる量が減る
男性には人前で競争する動機があり、「大食い競争」がその場になっているということ
一昔前、多くの人は「大食いブーム」に熱狂していました。
さまざまな体格のフードファーターがこれでもかというほどの量を食べる様子はまさに圧巻でした。
私たちはなぜ「大食い」をするのでしょうか?
2016年の研究によると、「大食い競争」では男女ともに食べる量は増加するが、観客が存在すると男性はより多く食べ、女性は食べる量が減るということがわかりました。
つまり、「男性には人前で競争する動機があり、「大食い競争」がその場になっているということ」です。
これは、女性には競争する動機が全くないというわけではありませんが、少なくとも「人前での競争」というのは男性の競争意欲を駆り立てるものだということです。
参考文献:
Wansink, B., & Kniffin, K. M. (2016). Exhibitionist eating: Who wins eating competitions?. Frontiers in nutrition, 3, 51.