5つの食物カテゴリーの好みの性差
狩猟採集民(ハザ族)の食べ物の好みの性差を調べた2009年の研究
5つの食物カテゴリー(honey, meat, berries, baobab, and tubers)に対するハザ族の評価順位を分析
男女はハチミツを最も好んだが、男性は肉を女性よりも好み、女性はベリー類を男性よりも好むことが判明
男女で食事に行くと、食べ物の好みが合わないことがありますが(もちろん、同性同士でも好みが合わないことはよくあると思います)、男性と女性の食べ物に対する好みの差は現代人にだけ見られる現象なのでしょうか?
狩猟採集民(ハザ族)の食べ物の好みの性差を調べた2009年の研究では、5つの食物カテゴリー(honey, meat, berries, baobab, and tubers)に対するハザ族の評価順位を分析しました。
その結果、男女はハチミツを最も好んだが、男性は肉を女性よりも好み、女性はベリー類を男性よりも好むことが判明しました。
もちろん、男性と女性は同じ「ヒト」ですので、同様の食べ物に対する好みがあることは当然ですが、そもそも男性と女性で必要とするエネルギーが異なると考えると、男性と女性の好みには若干の性差があるということも十分考えられるというわけです。
参考文献:
Berbesque, J. C., & Marlowe, F. W. (2009). Sex differences in food preferences of Hadza hunter-gatherers. Evolutionary Psychology, 7(4), 147470490900700409.