配偶者選択基準に関する性差
配偶者に求める基準の高さに性差が見られるのか調べた2012年の研究
18歳から65歳の参加者(21,245人)が82項目の結婚相手選択基準の重要性を評価
ほぼすべての結婚相手選択基準において、女性の方がより要求の高い性
男性は女性よりも一貫して結婚相手候補の身体的魅力を重視
結婚を検討する際には、男女とも相手に求めるものを考慮して、慎重に判断を行います。
では、男性と女性どちらの方が相手に求める基準が高いのでしょうか?
2012年の研究では、18歳から65歳(平均年齢41歳)の異性愛者21,245人に82項目の結婚相手選択基準の重要性を評価してもらいました。
その結果、ほぼすべての結婚相手選択基準において、女性の方がより要求の高い性でした。
しかし、男性は女性よりも一貫して結婚相手候補の身体的魅力を重視しました。
繁殖によりコストがかかる性である女性は男性よりも選択的だが、男性にとって身体的魅力は非常に重要な配偶者選択基準であるという進化心理学でよく知られている傾向が幅広く支持されることとなったわけです。
参考文献:
Schwarz, S., & Hassebrauck, M. (2012). Sex and age differences in mate-selection preferences. Human Nature, 23, 447-466.